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編集こぼれ話

タイスポットの編集を行うにあたって、取材で感じた事や面白いこぼれ話を随時、紹介します。

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M-1公式戦観戦記

 M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ『NAI KANOMTOM vol,1』が、3月21日(日)ディファー有明で開催されました。
当日は、風が多少あったものの快晴で、絶好のイベント日和となりました。
 筆者が注目していたカードは、
トーンター・シットソーコーカムロン選手(タイ)VS 神村江里加選手と
悠羽輝選手 VS ファビアーノ・サイクロン選手
です。
 神村選手は、5月にタイに遠征し、WPMF世界ミニフライ級の防衛戦を控えています。
その一戦は、女子では禁じ手とされている『顔面への肘打ち』ありルールだそうです。
そこで、事前に試合で経験する為に、自らこの試合を肘打ちありルールで希望したそうです。
下手をすれば、嫁入り前の顔に傷を負う可能性があるだけに余程の覚悟が必要でしょう。
ファビアーノ選手は、RISEヘビー級・J-NETヘビー級に次ぐ3本目のベルトとして、WPMF世界ヘビー級王座に臨む。
相手の悠羽輝選手は、昨年8月に開催されたK-1ワールドGP予選で準決勝に進出していて、一発のパンチ力があるだけに面白い一戦になりそうだ。
密かに期待していたカードとして、WSR蕨ジムのホープ池上大将選手と宮崎貴大選手の試合も注目していた。
池上選手は、WSRジム後援会会長の御子息で、この日がプロデビュー戦でもある。

■第1試合 63.5キロ契約 3分3R
○池上大将(WSRフェアテックス)(1R1分04秒 TKO)
●原山正也(小林道場)
 プロ初戦の池上選手が、序盤から激しく攻め立て、相手からダウンを奪う。
興奮状態なのか?やや冷静さをかくも終始圧倒し、TKOでデビュー戦を飾る。
あまりの速攻に写真を撮る暇さえなかった。

■第2試合 55キロ契約 3分3R
○宮崎貴大(WSRフェアテックス)(3R判定3-0)
●金子正人(上州松井)
 師匠クンタップも太鼓判を押す宮崎選手。
実際に試合を観るのは、この試合が初めて。
序盤から攻勢を取り、主導権を握る。
有効打を的確に当て、終わってみれば大差の判定で危なげなく宮崎選手が勝ち切った。

■第3試合 68キロ契約 WPMF日本ランキング査定試合 3分3R延長1R
○清水 武(藤原/元全日本スーパーウェルター級7位)(2R2分05秒 KO)
●李逵(尚武会)
 この試合は、WPMF日本ランキング査定試合でもあり選手としては、いつも以上に気合が入る一戦でもある。
清水選手は、サウスポースタイルから左のミドルキックを中心に左右のパンチで攻め立てる。
時折繰り出す肘が頭にヒットし、李逵選手が出血。
最後もその肘打ちが顔面に炸裂し、KOで勝利を収めた。

■第4試合 60キロ契約 3分3R延長1R
○町田 光(士道館橋本道場/MA日本ライト級7位)(3R判定3-0)
●TOMOHIKO(レンジャー品川)
 町田選手は、左右どちらからでも自在にキックを繰り出せる自在性があった。
攻めのコンビネーションも良く、序盤からポイントをリード。
TOMOHIKO選手も必死に反撃するも、町田選手が判定で押し切った。

■第5試合 55キロ契約 WPMF日本ランキング査定試合 3分3R延長1R
○梅原タカユキ(TARGET/RISING ROOKIES CUP55キロ準優勝)(3R判定3-0)
●田中将士(上州松井/元NJKFスーパーバンタム級10位)
 この試合も、WPMF日本ランキング査定試合。
ランキングは、選手が該当クラスのどの位置にいるか?を把握する上で、選手本人は勿論、関係者や一般のファンにも一つの目安になるので良いと思う。
またランキング上位になれば、タイトルマッチのチャンスもあるので、練習にもおのずと熱が入るというものだ。
 梅原選手は、「全身にバネがあるな」と感じられた。
キックは鞭のようにしなり、まともに喰うとかなり痛いと思う。
序盤からリードを奪い、大差の判定勝ちを収めた。

しなやかなキックを繰り出す梅原選手(左)
P1050134.jpg

■第6試合 スーパーフライ級 WPMF日本ランキング査定試合 3分3R延長1R
○一戸総太(WSRフェアテックス/元全日本バンタム級4位)(3R判定3-0)
●割澤 誠(ヌンサヤーム/J-NETWORKスーパーフライ級3位)
 一戸選手は、まさかのリミットオーバー。
苦肉の策として、通常6オンスのグローブを使用する処を8オンスグローブを装着。
1ラウンド目から割澤選手が積極的に攻める。
一戸選手も果敢に反撃し、接戦に。
3人のジャッジが29-28で、一戸選手を支持。
何とかほろ苦い一戦を乗り切った。

積極的に仕掛ける割澤選手(左)
P1050157.jpg

■第7合 48キロ契約 日タイ国際戦 2分3R延長1R ※ヒジあり
○神村江里加(TARGET/WPMF&J-GIRLSミニフライ級王者)(3R判定3-0)
●トーンター・シットソーコーカムロン(タイ)
 目下2冠王の神村選手の登場。
冒頭でも述べたように、女子の試合では、『顔は女の命』?という事で、顔面への肘打ちは禁止。
しかし、この試合は、先の試合を見据えて、その禁じ手が解禁されたのだ。
神村選手は、抜群のスタミナを誇り、攻め出すと連打で止まらなくなる。
入りは、ゆっくり相手を見ている感じで、女王の貫録さえ出始めた。
 しかし、一度攻め出すと攻めっ気100%のエンジン全開!
タイ人選手もたまらず、後ずさりする場面も。
結局、大差の判定で神村選手が順当勝ちを収めた。

タイ人選手を圧倒した神村選手(右)
P1050165.jpg

■第8試合 初代M-1ライト級王座決定トーナメント準決勝戦 3分3R延長1R
○中村敏射(=中村元気/プライアナン/元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
(3R判定2-0)
●遠藤智史(ヌンサヤーム/元全日本ライト級王者)
 中村選手は、日本人だが、タイでのムエタイ修業が長く、顔や所作はタイ人のそれだ。
この試合は、M-1ライト級王座決定トーナメント準決勝戦という大事な試合。
のはずだが、中村選手は元WPMF世界スーパーフェザー級王者という事で、先にビッグタイトルを取っていて優勝候補の筆頭。
試合前には、時折笑顔を見せる余裕も。
 中村選手有利かと思えた試合だが、決めてがなく遠藤選手も必死にくらいつき接戦に。
延長戦か?と思えたが判定で中村選手が勝ち切った。

光速の蹴り一閃! 中村選手は左
P1050180.jpg

■第9試合 初代M-1ライト級王座決定トーナメント準決勝戦 3分3R延長1R
○壮泰(士道館橋本道場/MA日本スーパーライト級王者)
(3R判定2-0)
●鈴木真治(藤原/元全日本ライト級2位)
 M-1ライト級王座決定トーナメント準決勝戦第二試合。
壮泰選手は、手足が長いスラッとした体型、鈴木選手はガッチリ型と対照的な二人の一戦。
一般的には、手足の長い方が、打撃系では有利とされているがどうか?
鈴木選手は、細い壮泰選手の足を狙って頻繁にローキックを浴びせる。
壮泰選手は、ブロックをせず積極的に相手を攻める事だけに集中しているようで、激しい打ち合いとなる。
ドローか?と思えたが、ジャッジは終始前に出ていた壮泰選手を支持。
決勝へと駒を進めた

激しい打ち合いを制した壮泰選手は右
P1050198.jpg

■第10試合 スーパーフェザー級 WPMF日本ランキング査定試合 3分3R延長1R
○末廣智明(大道塾吉祥寺支部/2007年北斗旗軽量級優勝)
(3R判定3-0)
●前田尚紀(藤原/元全日本フェザー級王者)
 元全日本フェザー級王者の前田選手の登場。
前田選手の印象は、無駄を一切省いている感じ。
髪の毛は、勿論坊主頭。
サポーター類や腕輪も付けず、身につけているのは、グローブと飾り気のないトランクスのみ。
カッコ良いガウンを付けるわけでもなく、リング入場もセコンドが空けてくれたロープの間をスッと入った。
ストイックに強さを追い求めている雰囲気だ。
選手紹介に『修行僧』と書かれていたが、まさにピッタリの表現と思う。
 格的に前田選手有利か?と思われたが、末廣選手が接近戦でパンチ、キックを浴びせ試合を有利に運ぶ。
前田選手も果敢に反撃するも末廣選手が自分の間合いで戦い続け、序盤のリードを保ち勝利を得る。
応援団の喜びようが、凄かった。
負けた前田選手は憮然とした表情で、リングを後にした。

果敢に反撃した前田選手(左)だが・・・
P1050215.jpg

■第11試合 M-1女子ミニフライ級タイトルマッチ 2分5R
○ちはる(WSRフェアテックス/挑戦者)
(5R判定3-0)
●岡田敦子(RAPTUREKING/王者)
 本来、挑戦者であった田嶋はる選手が骨折してしまい、その代役として、ちはる選手に回ってきたチャンス。
田嶋選手有利という前評判だっただけに岡田選手としては、組みやすい相手と思った事だろう。
 しかし、この日のちはる選手は何かが違った。
相手のパンチを巧みにかわし、パンチを的確にヒットさせた。
序盤からポイントをリードし、王者に序所に焦りの色が見える。
3ラウンドを終了し、全ジャッジが10-9(3-0)で、ちはる選手を支持する展開でKOでしか勝利がない状態に。
迎えた最終ラウンド、クリンチぎみにいなしにいくのか?と思えたが、「女には逃げはないのよ!」と言わんばかかりに正々堂々と打ち合いに出た。
結果は、フルマークの50-45の大差で勝利し、大番狂わせを演じてみせた。
ちはる選手王者奪取おめでとう!!
敗れた岡田選手は、虎の子のタイトルを手放す事になったが、もう一度原点に戻って自身を見直して欲しいと思う。
良い物は持っていると思うので・・・

的確にパンチをヒットさせたちはる選手は右
P1050237.jpg

■第12試合 M-1スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
○関 正隆(昌平校/王者)
(5R判定3-0)
●山野博之(チームドラゴン/J-NETフライ級1位/挑戦者)
 序盤から関選手が積極的に仕掛け、ポイントをリードする。
3ラウンドを終了し、関選手が2ポイント程度リード。
山野選手からすれば、初体験の5ラウンドで、スタミナを温存したつもりなのだろうが、挑戦者らしくなかった。
あわてて4ラウンド目から反撃に出るも、カウンターのパンチをもらいダウン。
最終ラウンドもわずかに意地を見せるも、大差の判定で王者が防衛を果たした。

積極的に仕掛けた関選手は右
P1050246.jpg

■第13試合 WPMF世界ヘビー級王座決定戦 3分5R
○ファビアーノ・サイクロン(ブラジル/TARGET/RISEヘビー級王者)
悠羽輝(和術慧舟會DURO)
 本日のメインイベントでもあるWPMF世界ヘビー級王座決定戦。
3本目のベルトを狙うファビアーノ選手有利の前評判。
しかし、初回に肘打ちも左頭部にもらい、出血。
ポイントも取られる苦しい展開に。
2ラウンド目にすぐにポイントを取り戻し、冷静になった模様。
3ラウンド以降は、ほぼ圧倒し3本目のベルトを奪取した。
それにしてもヘビー級の試合は、迫力があり見ごたえ十分。
ファビアーノ選手の応援団が大挙訪れ、勝利の瞬間総立ちとなり、大いに盛り上がっていた。

ワイクルーを踊るファビアーノ選手は左(間が持たなそうな悠羽輝選手と対照的)
P1050265.jpg

2ラウンド目から攻勢ととったファビアーノ選手
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関係者に祝福され、記念撮影に応じるファビアーノ選手
P1050306.jpg

こぼれ話し
 後援会長の池上さんには、日頃何かとお世話になっており、ささやかですが、池上選手に激励賞を出す事にした。
池上会長に渡そうとすると、カゴの中に山積みされた激励賞が入っていた。
その数は、30枚はあったろうか?
しかも、ご丁寧にオリジナルTシャツと紙テープまで頂戴した。
池上選手の名前がコールされた時に、思いっきりリングを投げいれた。
きれいな放物線となり無事、リングの中へと届いた。


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Author:タイスポ編集部
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